セクハラで訴えると言い出した背景
これまで慰謝料請求に対して一切応じる気配のなかったC子。しかし、弁護士から職場宛に連絡がいったことで、とうとう無視を続けることができなくなりました。そして、その直後、夫に対して信じられない一言を放ったのです。
「奥さんが慰謝料請求を取り下げないなら、あなたをセクハラで訴える」
まるで脅しのようなその発言は、これまでの態度とは明らかに異なるものでした。慰謝料請求を拒み続けていたC子が突然、セクハラを持ち出してきた。その背景には、彼女が不利な立場に追い込まれた焦りが見え隠れしています。
具体的な主張と矛盾点
C子の主張の内容
C子の主張は、夫からセクハラを受けたというものでした。しかし、こちらにはそれを覆すだけの証拠が揃っています。夫はC子との「奥さんが慰謝料請求を取り下げないなら、あなたをセクハラで訴える」という会話を録音しており、さらに以前の親しげなLINEのやり取りも全て保存しています。
セクハラを受けていたという主張とは裏腹に、LINEの内容には楽しげな会話や、時にはC子から積極的に連絡を取ってきている様子も記録されています。不自然なまでに矛盾した主張は、彼女の立場をますます疑わしいものにしています。
こちら側が把握している事実との食い違い
C子は不倫関係を完全に否定していますが、実際のやり取りはその関係を裏付けています。LINEには、二人で食事に行った際の会話や、密会の計画を立てている様子が明確に残っています。
矛盾点が多すぎるC子の主張を、このまま押し通そうとするのか、それとも新たな動きを見せるのか、私は冷静に証拠を積み重ねていく方針でした。
慰謝料請求の決着とC子の反応
慰謝料請求の決着
実際には、既に慰謝料請求は完了しています。夫はC子に対して、「妻は慰謝料請求を取り下げる気はないこと」「セクハラで訴えた場合、不倫関係にあったことを正直に会社に話すつもりであること」を明確に告げました。
この一言が決定打となり、C子はセクハラで訴えることを断念し、弁護士に依頼することになりました。突如として持ち出されたセクハラの主張は、あっけなく消え去る結果となったのです。
弁護士の見解と今後の対策
弁護士と相談した結果
私が慰謝料請求を以来している弁護士からは次のような助言をもらいました。
『セクハラ訴訟と慰謝料請求は全く別の問題です。焦らず証拠をまとめて、ハラスメント担当窓口にきちんと提示してください。不倫関係にあった事実、慰謝料請求が進行していること、そしてそれを取り下げないための脅しとしてセクハラを主張しているという点を、冷静に話せば、C子の信憑性は大きく揺らぐでしょう』
冷静に事実を積み重ねれば、C子の主張がいかに根拠のないものであるかが明らかになる、そう確信しました。
次回予告:慰謝料請求の真実とC子のその後
C子のセクハラでの反撃は失敗に終わりました。しかし、ここで終わりではありません。
C子はその後、弁護士を立てて次の一手を打ってきました。私はどのように対応し、どんな結末を迎えたのか。次の記事では、慰謝料請求の最終決着とC子のその後について詳しく綴っていきます。
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