夫の不倫が発覚してしばらく経った後、私はまさかの事実を知ることになりました。
それは、夫が不倫相手であるA子を、親戚である叔父さんの所有するマンションに住まわせようとしていたということ。
たまたま叔父さんに出会い、その話を聞いてしまった私は、言葉にできないショックを受けました。
この記事では、その出来事の詳細と、離婚をほのめかしたことで見えた夫の異変、そして夫が心療内科を受診するまでの経緯をお伝えします。
【夫の裏切り】不倫相手A子を住まわせようとしていた場所
ある日、私は気晴らしのために親友と会ってきました。
心のもやもやを少しでも吐き出せたらと思って出かけリフレッシュして帰ってきたのですが、その帰り道で思いもよらない人と出会いました。夫の叔父さんです。
何気ない会話のなかで、叔父さんがこう言ったのです。
「〇〇くん(夫)に悪かったって伝えておいて。せっかく紹介してくれたのにごめんね。」
──最初、何の話かピンときませんでした。
けれど聞いていくうちにわかってしまったんです。
夫がA子を、叔父さん所有のマンションに住まわせようとしていたことを。
「知り合いの娘さん」として紹介していた夫
叔父さんの話によると、夫は「知り合いの娘さんが部屋を探していて…」とA子のことを紹介していたそうです。
入居審査で落ちてしまって実現はしなかったそうですが、その事実を聞いて、私は頭が真っ白になりました。
というのも──思い出したんです。
不倫が発覚する前、夫がそれらしいことを私に言っていたのを。
「コロナが流行ってるから、避難用のマンションを借りたほうがいいかなって思ってるんだ。
叔父さん、マンション持ってるし。子どもたちが感染して、会社に行けなくなると困るし…」
そのとき私は「子どもが感染したら、あなたがホテルに泊まればいいだけの話でしょ」と突っぱねたんです。
でも、今ならわかります。あの話は全部A子を住まわせるための口実だったと。
私が反対したから、結局はA子名義で部屋を借りようとしたんだな…と、すべてがつながってしまいました。
包丁を持ったまま震える夫
家に帰ると、夫が私のためにお茶をいれて、バームクーヘンを出そうとしてくれていました。
「おかえり」と言いながら、バームクーヘンを切ろうとしていた夫の手には包丁が。
私は叔父さんと会ったこと、その話を聞いたこと、そして何よりも「A子を住まわせようとしてたなんて」と、感情を抑えきれずに言ってしまいました。
そして、「離婚を考えている」と初めて夫に口にしました。
その瞬間、夫の手が震えているのに気づきました。
包丁を持ったまま、顔は真っ青で、まるで何かに取り憑かれたように。
私は咄嗟に「刺されるかもしれない」と思い、本気で怖くなってしまって……。
夫にゆっくりと話しかけて説得して、ようやく包丁を置かせ、落ち着かせることができました。
心が壊れていたのは、私だけじゃなかった
その姿を見て、「あぁ、この人ももう限界だったんだな」と思いました。
もちろん、不倫をしていたことは許せません。
でも、心が壊れていたのは、私だけじゃなかったのかもしれない、とも感じたんです。
それで私は、心療内科を受診するよう夫にすすめました。
私自身も不倫発覚後辛くて眠れなかったとき、心療内科を受診して気持ちが楽になったから。
最初は「そんなの行きたくない」と拒否していましたが、なんとか予約を取り、最終的には受診してくれました。
▼私が心療内科を受診したときのことはこちら
👉 【体験談】心療内科を受診した話
私自身も、オンラインカウンセリングを使いました
正直、あの日の夫の姿を見て、「この人も限界だったんだ」と思わずにはいられませんでした。
許せるかはわからない。でも、お互いに壊れていたのかもしれない。
私は夫に病院を勧めた一方で、自分自身はオンラインカウンセリングも受けていました。
心療内科も受診していましたが、予約制なのでいつでも話を聞いてもらえるわけではありません。
誰にも話せない思いを抱えたまま日々を過ごすのは、本当にしんどかった。
だからこそ、「話すだけで軽くなる」経験をして、少し救われたのです。
▼私が受けたオンラインカウンセリングの体験談はこちら
👉 【体験談】オンラインカウンセリングを受けてみた私の本音
病院に行くのが難しいなら、顔を出さなくてもいい。匿名でも話せる。
そんな選択肢があることを、同じように悩んでいる誰かに知ってもらえたらうれしいです。
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